【富士の茶娘便り】チャノキから作られる3種のお茶の豆知識!

第22代富士の茶娘の望月愛華です。
今回の投稿のテーマは、『チャノキから作られる3種のお茶』

〜2枚目の写真〜
これは学名『カメリア・シネンシス』というツバキ科の植物です。『チャノキ』とも呼ばれています。
〜3枚目の写真〜
先程の『チャノキ』が、「①緑茶・②紅茶・③烏龍茶」のこれら全ての原料の葉となっています。

Q.では、同じ原料の葉からどのように違う種類のお茶になっていくのでしょうか??
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A.それは、『『お茶の葉の発酵をコントロール』』することで、「①緑茶、②烏龍茶、③紅茶」に変化します。
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それでは①〜③についての詳細です!!

①緑茶=不発酵茶
摘んできた生の茶葉に「煮る」「蒸す」「炒める」など熱を通すことで酸化酵素の働きを止めて作られるのが不発酵茶(=緑茶)です。
ちなみに!発酵しないで作られる緑茶には、エピガロカテキンガレードという抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれています!

②烏龍茶=半発酵茶
しおれさせながら軽くかきまぜて酸化酵素を進め、そのあとに炒るのが中国などで作られる烏龍茶です。
ちなみに!「お茶の葉を竹かごに入れて運んでいたら、発酵して偶然美味しいお茶が出来上がった」というのが、半発酵茶の起源と言われています。

③紅茶=発酵茶
しおれさせた後に揉み込み、その後に酸化発酵を進める工程を設けるのが紅茶です。
ちなみに!紅茶は、中国が起源で、緑茶や烏龍茶より香りの強い紅茶を気に入ったヨーロッパ人がインドに持ち込み栽培を始めることで広まりました。

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私は、初めてこの事実を知ったとき、まさか同じ葉っぱから「①緑茶、②烏龍茶、③紅茶」ができてるとは思ってもみなかったので、とてもびっくりしました
既に知ってる方もいらっしゃると思いますが、知らなかった方はぜひ豆知識として覚えて頂ければ幸いです

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