富士市茶手揉保存会
~富士市茶手揉保存会とは~
富士市茶手揉保存会は、昭和57年2月に会員相互の技術の交流とその親睦を図り、手揉製茶技術の向上保存に務め、近代製茶法改善と併せてその芸術的技術及び製品を広く公開展示して消費者にも茶の認識啓発をし、もって富士の茶業振興に寄与することを目的として発足しました。
~活動内容~
・手揉製茶技術保存のための後継者育成
・手揉製茶技術向上のための講習会、研修会、協議会、品評会の開催
・一般消費者を対象にして、富士の茶の手揉みや実演会等を開催
市及び各種団体等の事業へ積極的に参加し、富士のお茶の品質向上と産地銘柄化に向けての取組みを展開しており、中でも市内の米寿の方々を祝福するための「米寿祝記念茶贈呈」は昭和60年から続いており、平成19年現在で23回目となりました。
また、同会はお茶の「天下一製法」の再現に力を注いでおり、富士のお茶の普及、啓発に取り組んでいます。
~天下一製法とは~
「天下一製法」とは、明治初期に富士郡比奈村の野村一郎氏によって生み出された独特の手揉み製法です。針のように鋭く長い形状の茶葉を30センチ以上積む独特な飾り方をするのが特徴です。
現在、幻の製茶技術となってしまった「天下一製法」を再現することにより、富士のお茶の普及・啓発に取り組んでおります。