【富士市茶手揉保存会】令和4年度天下富士審査会

7月19日、JAふじ伊豆茶業研修センターで富士市茶手揉保存会の「令和4年度天下富士審査会」を行いました。

 

明治初期、富士市の茶業者「野村一郎」が中心となり、「天下一製法」という手揉み茶の製造方法を作り上げました。
天下一製法で作った手揉み茶は、『形状は針のごとく、繊細で優美であり、風味も群を抜き秀逸』と評価され一世を風靡しましたが、その製法の記述を残さず野村一郎が他界し、幻の製法となってしまいました。

 

富士市茶手揉保存会では、約8年にわたって古い文献を研究することで天下一製法を再現することに成功し、その製法で作った手揉み茶に「天下富士」という新たな名をかかげました。

この審査会では、富士市茶手揉保存会の会員が天下一製法で作った手揉み茶を、「天下富士」として相応しい茶葉を選別するために行っています。

 

審査の結果、令和4年度は、下記の会員3名の茶葉が天下富士として認定されました。
◎勝又 正登(富士市大淵/まるは園)
◎木村 和彦(富士市島田/木村園)
◎平栁 利博(富士市中里/山平園)

 

また、富士市茶手揉保存会の会員が天下一製法を学ぶため、4月23日に実施した「令和4年度天下富士講習会」で製造された茶葉も同様に審査を受け、天下富士として認定されました。

 

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